運輸局の監査について


トラック協会の適正化指導課からやって来る『巡回指導』と運輸局からやって来る『監査』を一緒だと思われていないでしょうか?

 

もちろん適正化指導課の巡回指導時に不適切な部分があったり、悪質な違反、又は是正に応じなかったりした場合は運輸局に通報されることはありますが、その違反で即処分。という様なことは基本的にありません。問題はその通報や重大事故発生時、悪質な交通違反をしたときにやって来るのが運輸局による『監査』です。

特に最近では上記に関係なく突然やって来るというケースもよく耳にします。

 

また、チェックする内容も細かく、不適切な部分への指摘や判定も厳しいため、運行管理の甘い会社であれば1台や2台の車両停止処分等はまだ軽い方で、事業停止処分を受ける会社も少なくありません。

 

事業停止になれば、自社車輛はもちろんのこと、利用運送で庸車に依頼することも許されないため、荷主様に迷惑を掛けることにもなり、それをきっかけに取引を停止されてしまう危険性をも孕んでいます。

その期間は売り上げが立たないことも考えれば、会社の存続そのものにも影響を及ぼすような事態にも発展しかねません。

 

書類の整備や記入方法などは一日二日でどうにかなるものではなく、日々習慣づけて正しく行っていく必要があります。

また、突然やって来る事を考えれば事前準備する時間もないので、その時にはもう対処の方法もありません。

 

当社では、日々の運行管理や書類整備の指導も行っておりますので、取り組み方がわからなかったり、日常業務が忙しくて余裕がない、という方は一度ご連絡ください。