【厚労省方針】社会保険の未加入事業主は警察へ告発

<厚生年金>悪質加入逃れは告発、企業名公表も厚労省方針

毎日新聞 5月4日(金)11時55分配信

一部記事 
【厚生労働省は今年度から、厚生年金への加入義務があるのに加入せず、保険料を払わない悪質な企業の事業主を、厚生年金保険法違反容疑で警察に告発するとともに、公表することを決めた。】

一言

 

 運送業界では現在、社会保険の未加入事業者について、車両停止の行政処分が科せられる(初回、一部未加入は10日、全部は30日)ことになっており、Gマーク取得等の機会にきちんと加入されている企業様が増えてきましたが、「相次ぐ運賃値下げ要求で荷主から社会保険に加入できる運賃が収受出来ない。」「手取りが減るからと加入を自ら拒否するドライバーの存在。」など、社会保険の未加入事業者にも様々な事情があって簡単には加入できない。という経営者も多く、年金の支給時期延長や減額など、将来性・信頼性が低く、社会保険制度自体が社員に強制加入させるには説得力に欠ける現状で処罰だけが厳しくなる。という状況になれば、経営者の経営意欲低下やアルバイト社員が増えて雇用状況が悪化し、正社員への労働負担が重くなる。隠すために不正が増える、又はより巧妙化してくる。など様々な要因も考えられ、景気にも社会においても悪循環となる可能性も含んでいる為、処罰での強制加入だけでなく、加入のメリット(信頼性のある)や加入しやすい制度作りなどを充実させていかなければ、経営者の不満だけが募るばかりである。